梯子を外して梯子をかけて

梯子をかけたり外したり、下で仕事をしてますが、のぼってみたりはいたしません。
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聖書
外国の文学を読んでいると、時にピンとこない部分がある。著者がいた時代の社会的・文化的な背景やその国の特異な歴史など、自分に学が無いため、もしくは日本人であるがゆえにわからなくなる部分もあるんだけど、理解が「足りなくなってくる」その大半は聖書の引用から始まる事を、つい先日発見した。


そういや私は聖書なんてものをまじめに読んだことが無い。そりゃ、もとはカトリック系の幼稚園に通っていたし、伊達や酔狂でエヴァンゲリオンやらヘルシングやらを見ていたわけではないので、聖書に関する知識がまったく無いわけではない。まぁ伊達や酔狂でなく、ただただ暇なので見てたって部分は大いに有るが。


とはいえ知ってると言っても「神は水の上を歩いていて、あっと・・・最初に光りを作って、んで光と闇とを分断したり、そこらへんのことをした」ってな、あまりに断片的かつ聞き様によってはミスターマリック似のヒヨコの鑑別士がオスとメスを区別した位の感覚で、神様は天地創造を行っている。私の中の神様は、ちょっと自覚というものに欠けているのだ。このまま私の中の神様が、神である自覚を持たず、健やかに成長しようものなら、大変困ったことになるだろう。神様家族の主人公なみにヘタれ野朗になる。神様家族、見たこと無いけど。


例えばこのまま、ヒヨコ鑑別士の資格をもっている神様が成長したとしよう。モーセとアロンが反逆者たちに襲われるみたいな場面があったと思うんだけど、そこに颯爽と現れたのが私の思う神様、モッサリとした白ひげと白髪を蓄え、左手に牛を引き連れ、右手に持った杖を地面に刺すと、刺した場所が点心となって腕がコンパスのようにグルグルと円を描き、輪郭がボヤけるくらいにプルプルと震えている、耄碌した爺さんのご登場。

「てめぇら、わしの可愛い子分達に、なにをさらしてくれてんじゃー!」

反逆者たちは

「おう?なんじゃ〜われ〜!」
「てめぇ、わしらが山守のもんと知ってゆうてるの?呉の街を歩けんようにしたるぞ!!」
「あにきーやっちゃいましょうよーあにきー」

とジジィ相手にいきり立ちます。
そこで神様、小脇に抱えていた新聞袋の中から、焼き芋を二本、取り出すと、引き連れたメス牛の乳をギューギュー摘み出し、飛び出した白濁色の液で焼き芋を胃の中へ押し込むと、この不届き者の目の前で己の半身を曝け出し、ケツ穴の合わせ目という合わせ目に着火石を取り付けます。そして1、2回の「エイヤ、エイヤ!」という、意気の良い掛け声と共に腹をボコンボコンと波打たせ、カッ!と見開いた眼で相手を凝視した後、この神をも恐れぬ反逆者どもに向かって己のケツを差し出しました。反逆者たちは、ケツを向けられた事に腹をたて、じじぃのケツを蹴り上げます。そこで神様は仰りました。

「世の中には反射、というものがある。私がもしも頬を叩かれたなら、もう一方の頬を差し出そう。ケツを蹴られたのなら、叩かれていないもう一方の片ケツを差し出そう。しかし、今、私は、その前に、反射的な行動をとらなくてはならない。おろかな子羊たちよ、今まさに、貴様らが蹴ったモノは何ぞや?ただのケツにあらず。君達は今、夢に屁を踏むその前に、現実の屁を蹴ったのだ!」

「ま、まさか!」

「さぁ、神の御膳で懺悔するが良い。」

メ ギ ド ! !

ブルブルブルと黄門括約筋が振動し、カチカチカチと火花が飛出、ブワァァァァァァァァァァ!!と辺り一面が燃え盛り、ニギャァァァァーーーーー!!と断末魔をあげる哀れなる人間を尻目にし、モーセとアロンに紙が無いかと懇願する神様なのでした。

みたいな物語が、ものの数十秒で思い浮かぶ神様の御生誕である。こんな「ケツを向けたから尻目って!ウマイ!!」とか自分で思ってるような神想観で、外国の書物を読もうとしていた事自体が間違っていた。というより、神想観は育たなくてもいいので、最低「ケツをむけたから尻目」とかいうボケを何の気なしに言えてしまうオツムのイカれ具合を正常にしなくてはならない。今の私に必要なのは「救い」としての聖書ではなく、「教養」としての聖書だ。


| 与太話 | 18:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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